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下福島
天神社
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はらえ(祓)について
令和6年6月17日
気まぐれ講話その一
「ハラエ(祓え)」という語は、ハラアエ(晴ラ合エ=晴ラスために合ワセル、意)の略です。「罪や疑いを晴らす」等と言いますが、ハレ(晴)という日本語は、「ふさがっていた障害となるものが無くなり、広々となる」意ですから、
①天候(雨や雪が上がること・雲や霧が消え去ること)
②心の状態(物思いや悩みが解消すること)
③改まった場合(晴れ着、晴れ舞台、晴れの門出)
などに使います。
自分が知らず知らずのうちに犯した罪の度合いに応じて贖いもの(あがないもの。罪を償うために差し出す物。)を出し、罪を無くして(晴ラシ)清浄を得るための神事が祓(ハラエ)です。
昔から一年を二期に分けて、六月末日と十二月末日の二回に分けて行われて来たのが大祓(オオハラエ)です。「祓え」を行ない、すっかりきれいな晴れの気持ちになって、新しく再出発するのです。神様にお供えするお賽銭も、日々の祓えの一種だと考えられます。
因みに、アベノハルカスの意は「阿倍野晴ルカス」です。七世紀に出来た、神様に申し上げる詞である豊穣祈願の祝詞(ノリト)に天照大御神が「見ハルカシマス」(はるかに見晴らしなさる、意)と出て来ます。ハルカスは古くから使われてきた日本の言葉なのです。
天神社宮司
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