季節限定朱印・月替わり朱印のご案内2024年2月16日早いもので、2月も半ばを過ぎました。ご案内が遅くなりましたが、天神社では現在通常の御朱印帳への書入れの他、期間限定の書き置き朱印として・梅花の季節限定朱印【梅もうで】(3月15日迄)・月替わり朱印【如月まいり】(2月末日迄)を頒布中です。天神社の梅は、今がまさに見ごろ。この土日はお天気も良く、気温も上がってお花見日和となりそうですね。そろそろメジロや鶯もやってくる頃かもしれません。どうぞこの機会に、「梅もうで」にお越しくださいますようご案内申し上げます。
天神社【教養講座】のご案内2024年2月16日 昨年11月25日に行われた第2回天神社教養講座では、「龍田風神祭の祝詞(1)」と題し、当社宮司を講師に龍田風神祭祝詞の読解を行いました。 ▼第2回講座の主な内容1、万葉集巻六・971〜972の解釈・説明2、龍田風神祭祝詞の通読(訓読文)と現代語訳3、占イ・夢床・名乗(告)リについて 祝詞では、飢饉が続く原因を占っても解らず困っていた天皇の夢床(ゆめとこ)に、神が現れ自ら名乗り、「自分の要求を聞き届けるなら五穀豊穣をもたらそう」と言いました。夢から覚めた天皇が神の要求通りにすると、飢饉がおさまったとあります。祟り(飢饉)をなした神の要求は、「天つ神・国つ神という抽象的な名称(普通名詞)ではなく、自分固有の神名を称(とな)えて祀ってほしい」ということでした。そこで、「古代において、自分の名前を相手に知らせることの意味」を、万葉集や古事記を用いて考えました。 第2回では、「占い・夢・名乗り」という日本語の意味を掘り下げてこの伝承を考えましたが、続く第3回では、「名(な)、名前(なまえ)、知(し)る・知(し)られる」という日本語そのものが持つ意味をも考えに入れながら、読解をさらに進めたいと思います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆日 時:2月24日(土)午前10時から◆内 容:天神社教養講座 第3回「龍田風神祭の祝詞(2)」◆講 師:天神社宮司 博士(文学)白江 恒夫 ◆場 所:天神社境内 下福島幼稚園 ◆申込み:開催2日前迄に申込フォームまたはお電話(06-6441-7025)にてお申し込みください。◆費 用:1000円━━━━━━━━━━━━━━━━━━「言葉は文化財」です。言葉が残っていれば、物が無くとも、何とか昔のことを辿ることが出来るように思います。前回から少し間が空いてしまいましたが、次回教養講座でも、当社宮司・白江恒夫が「日本語学」の切り口から、皆様を『神まつりのことば』の世界へとご案内します。皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げます。
【節分星祭】のご案内2024年1月25日本日は皆様に、当社に古くより伝わる特殊神事【節分星祭】を紹介いたします。✥年が明けると、「節分までに厄除け祈願に行こう」と思われる方が多くいらっしゃるかと思います。では一体何故、人々はこの時期に厄除け・厄祓祈願に行くのでしょうか?節分とは、読んで字のごとく、“季節を分ける“ことを意味します。広く周知されてはいませんが、本来節分は季節の変わり目ごとに、年四回あるのです。ところが現在では、二月の立春前日が「節分」とされていますね。現在の暦(新暦)は太陽暦であるため、一月一日が元日です。これが旧暦(太陰暦)では、現在の二月のはじめ頃、所謂「立春」の日が元日とされていました。二月節分は、季節が冬から春に変わり、翌日から年が改まる節目の日、すなわち旧暦の「大晦日」なのです。✥当社では、そんな旧暦の大晦日、すなわち二月節分の日に、翌年一年の「家内安全」と「無病息災」を願い、【節分星祭(せつぶんほしまつり)】を齋行しております。この祭りの起源は定かでありませんが、人が生まれながらに持つそれぞれの「星」、そしてその年の「星回り」(運命)を祈念する密教系の考え方が根底にあるのではないかと考えられます。かつては、氏地の氏子らが氏神様である当社に参詣し、各々護符を求め、神前より授与されたものを持ち帰って御守りとしていたようです。昨今は、この祭りをご存じの方も少なくなりました。此度、当社に伝わる【節分星祭】齋行を、氏子・崇敬者の皆様へお知らせすると共に、お申込みくださいますよう案内申し上げます。 ■申込方法:拝殿前にございます申込用紙に記入の上、初穂料を添えて社務所へお持ちください。■申込期限:二月一日 正午まで 🌟お申し込みいただいた方へは、裏面に【御名前】と【生年月日】を記入し、特別に奉製、神前で祈願した護符をお頒ちします。(神事終了後の二月四日以降に、お申し込みの際にお渡しした引き換え券とお引き換えします)